
出発前に、ひとつずつ。
ペットとの旅 準備チェックガイド
大切な家族である、犬や猫と一緒に出かけるために。
事前の準備から移動中の過ごし方、現地でのマナーまで、
無理なく旅を楽しむためのポイントをまとめました。
ペットのペースで、無理のない旅に。
大切な家族であるペットと、もっとたくさんの景色を見に行きませんか。
事前の準備と正しい知識で、みんなが心地よく過ごせる旅をつくりましょう。
この記事の内容
ペットとの旅の考え方を詳しく読む
一緒に景色を楽しめることは、ペットとのキャンピングカー旅行の魅力です。ただし、慣れない移動や場所を負担に感じる子もいます。人の予定を詰め込むより、体調、移動に慣れているか、落ち着ける場所があるかを先に考えましょう。旅行に連れて行かず、信頼できる人や施設に預けることも選択肢です。
準備の軸は、走行中の居場所を固定すること、暑さや寒さへの対応を考えること、休憩と滞在先を選ぶことの3つです。犬と猫では過ごし方が違い、同じ種類でも年齢、体格、性格、持病によって必要な配慮は変わります。
ペットだけを車内に残さないことを、行程づくりの前提にしてください。空調があっても、電源停止、故障、誤操作、鍵の閉じ込みなどが起こる可能性があります。食事や入浴、買い物の間は、同伴できる場所を選ぶ、家族で交代する、事前に預け先を確保するなど、車内で留守番をさせない方法を決めます。
体調
普段の様子を確認する
安全な移動
安心できる移動環境を整える
休憩
こまめに休んでリフレッシュ
滞在先
受け入れ条件を事前に確認する
出発前の体調・移動・行き先を確認する
初めての長距離移動、車酔いがある場合、通院中の場合などは、旅行してよいかをかかりつけの獣医師に相談しましょう。食事の取り方、いつもの薬の管理、移動中に注意する様子も、その子の状態に合わせて確認します。人用の薬や他の動物の薬を自己判断で使わないでください。
いきなり遠出をせず、家で移動用ケースに慣れることから始め、車や短い移動を落ち着いて過ごせるか確かめます。嫌がる場合は無理に続けず、予定や移動方法を見直しましょう。
- 行き先と途中の休憩場所が、連れて行く動物の種類や頭数を受け入れているか確認する。
- 宿泊先などが求める予防接種の記録や利用条件を、予約前に確認する。
- いつもの健康状態、薬、かかりつけの動物病院の連絡先をまとめる。
- 旅先で受診できる動物病院と、診療時間・時間外の連絡方法を確認する。
- 迷子札の連絡先と、装着済みのマイクロチップの登録情報が現在のものか確認する。
連絡先はスマートフォンだけでなく、紙にも残すと確認しやすくなります。ペットの最近の写真も手元に用意しましょう。診療や預かりの可否は施設へ直接確認し、受け入れを保証する情報として扱わないでください。

走るときは、居場所を固定。
走行中は、ペットが落ち着いて過ごせるクレートやキャリーを使用し、製品の指定方法で車に固定しましょう。
- クレートやキャリーに慣れておく
- 製品の指定方法でしっかり固定する
- 立つ・向きを変える余裕のある大きさを選ぶ
ケースの固定と走行中の注意を詳しく読む
走行中に抱っこをしたり、車内を自由に歩かせたりすると、急ブレーキなどでけがをしたり、運転の妨げになったりするおそれがあります。岩手県獣医師会は、車で移動する際、ケージやボックスに入れて座席に固定するよう案内しています。
クレートは、移動や休息に使う箱型のケースです。キャリーは持ち運び用のケースやバッグを指します。名称だけで選ばず、車での使用に適しているか、ペットの体格に合っているか、通気と扉の閉まり方、固定方法を製品の説明で確認します。置くだけで済ませず、動いたり倒れたりしないよう、指定された方法で固定しましょう。
犬用のハーネスは胴に装着する用品ですが、散歩用のハーネスが車での固定にも使えるとは限りません。車載用の製品も、使用条件と取付方法を確認してください。専用の用品を使っていても、けがを防ぐことが保証されるわけではありません。
出発前には扉と固定具を確認し、荷物が倒れ込まないよう収納します。運転者が振り返って世話をせず、様子を確認したいときは安全な場所に停車してください。到着してドアを開ける前にも、犬はリード、猫は閉じたケースなどで、飛び出しを防ぐ準備をします。

休むときは、いっしょに。
こまめに休憩を取り、ペットの様子を確認しましょう。水分補給やトイレの時間をつくり、無理のないペースで移動します。
- 休憩して水分補給と体調の確認をする
- 犬の外出はリードとハーネスを着用する
- 暑い時間帯や熱い路面では無理をしない
犬・猫それぞれの休憩と過ごし方を詳しく読む
予定どおり着くことを優先せず、途中で休める場所を先に調べます。休憩では、水を飲めるか、排泄できるか、いつもと違う様子がないかを確認します。必要な休憩の回数や過ごし方は、その子の体調や移動への慣れ方に合わせて考えてください。
犬の場合:外に出す前にハーネスや首輪、リードの状態を確認します。歩ける場所と施設のルールを確かめ、暑い路面や人・車の多い場所を避けて休みましょう。ドッグランがあっても、無理に利用する必要はありません。ほかの犬との相性や、利用条件を確認してください。
猫の場合:犬と同じように屋外で散歩させることを前提にせず、閉じたケースで移動し、落ち着いて過ごせる場所を確保します。停車中も、ケースを開ける前に車のドアや窓が閉まっているか確認してください。慣れた寝具やトイレ用品を用意し、環境が変わって食事や排泄に変化がないかを見ます。
滞在中は、いつもの毛布やマットを使い、出入りの多い所や設備の熱・風を避けて寝床を決めます。調理器具や配線をかじったり、薬や食べ物に触れたりしないよう収納を見直しましょう。眠っているときも人が様子を確認できるようにし、休めない場合は予定を減らすことを考えます。

落ち着ける場所を、車内にも。
いつもの毛布やお気に入りのグッズなど、ペットが安心できる環境を用意しましょう。停車中も、一緒に過ごしながら様子を確認します。
- いつものグッズで安心できる空間をつくる
- 温度と換気を確認し、逃げ出しを防ぐ
- 普段と違う様子やストレスのサインに気づく
施設とレンタルの条件を、予約前に確認する

施設に確認する
宿泊施設・キャンプ場・立ち寄り先のペット同伴ルールを、予約前に確認しましょう。
- 同伴可能な場所・エリア
- 種類・頭数・大きさの制限
- 必要な書類や接種の条件

車を借りる前に
ペット同伴が可能か、対象車両や利用条件をレンタル事業者に確認しましょう。
- ペット同伴の可否
- 利用できる車種・仕様
- 清掃費用などの条件
施設・レンタルへの確認事項を詳しく読む
「ペット可」でも、入れる場所や連れて行ける動物が同じとは限りません。キャンプ場、車中泊施設、飲食店などへ、動物の種類、体格、頭数を伝え、利用条件を確認してください。道の駅なども、ペットの立入りや滞在について各施設のルールに従います。
- 入れる場所はどこか。屋内、テラス、共用設備で条件が違うか。
- リードやケースの使用、頭数・大きさ、予防接種の記録に条件があるか。
- 排泄物の処理方法、散歩できる場所、ほかの利用者との距離をどう保つか。
- ペットと一緒に利用できない設備がある場合、同伴・交代・預け先をどう組み合わせるか。
周囲には動物が苦手な人や、アレルギーのある人もいます。鳴き声や毛、におい、排泄物に気を配り、施設指定の場所と方法で清掃します。清掃に使う薬剤などは、ペット用品としての使用方法も確認しましょう。
レンタルでは、その車両でペット同行が認められているかを予約前に確認します。動物の種類や頭数、車内で入れる場所、シート保護、清掃や返却、汚損・破損時の扱い、追加料金の有無は事業者ごとに異なります。通常の車両ページだけで判断せず、申込条件や説明を確かめ、合意した内容を手元に残しましょう。
持ち物チェック
忘れ物を防いで、いつもの安心を旅先にも。

食事・水
- いつものフード
- 飲み水・携帯ボトル
- 食器(携帯用)
- 食べ慣れたおやつ
移動用品
- クレート・キャリー
- ハーネス・リード
- ケースの固定用品
- タオル・毛布
犬との旅のポイント

- 外ではハーネスとリードを着用する
- 慣れない場所ではこまめに休憩を
- 気温や路面の熱さに注意する
- 吠え声への配慮も忘れずに
猫との旅のポイント

- 移動は閉じて固定したキャリーで
- 静かで落ち着ける環境をつくる
- 慣れない場所で無理に外へ出さない
- トイレや食事は普段の習慣に合わせる
よくあるご質問
ペットとの旅で、気になること。
初めての旅ですが、どんな準備をすればよいですか?
短い移動で車やケースに慣れるところから始めましょう。普段の体調を確認し、かかりつけの獣医師への相談、休憩場所、滞在先の受け入れ条件を整えてから、無理のない行程を考えます。
犬と猫を一緒に連れて行っても大丈夫ですか?
普段の関係や、それぞれが移動を苦手としないかで判断します。別々のケースと落ち着ける場所を用意し、負担が大きい場合は同行させない選択も含めて考えましょう。
宿泊先ではどのような点に注意すればよいですか?
ペット可でも、種類・頭数・大きさ、立ち入り可能な場所、提出書類、追加料金は施設ごとに異なります。予約前に最新のルールを確認し、リードや排泄物の処理など周囲への配慮も忘れずに。
よくある疑問と出発前の最終確認を詳しく読む
初めての旅行でも、長距離で出かけてよい?:移動への慣れ方や体調を確認し、短い移動から試します。不安や持病がある場合は、旅行の内容を獣医師に伝えて相談してください。落ち着いて過ごせない場合は、距離を短くする、預ける、今回は見送ることも考えます。
エアコンをつけたままなら、食事や入浴の間は留守番できる?:ペットだけを車内に残す行程にしないでください。機器や電源の停止、閉じ込みなどを想定し、一緒に利用できる場所、家族での交代、事前の預かりを組み合わせます。
「ペット対応」の車なら準備は少なくてよい?:表示だけで安全が保証されるわけではありません。移動用ケースの固定、停車中の空調と電源、清掃、車内での過ごし方を実車と説明書で確認しましょう。
犬と猫を同じ旅程にしてよい?:それぞれが落ち着いて休める環境を確かめます。犬の散歩の予定を猫にも当てはめず、移動中と滞在中の居場所を別々に考えてください。
出発前の最終確認は、次の5点です。
- 今日の体調に問題がなく、移動方法と必要な用品を確認した。
- ケースの扉と固定、ドアを開ける前の飛び出し対策を確認した。
- 休憩場所、滞在先、利用条件を確認した。
- 食事・入浴・買い物の間に、ペットだけを車内に残さない方法を決めた。
- 水、食事、薬、健康記録、緊急時の連絡先を取り出せる所に用意した。
途中で予定を変えられる余裕も、旅の準備のひとつです。ペットの様子を見ながら、家族みんなが無理なく過ごせる旅を組み立てましょう。
ペット同行で確認したい車両設備
車を選ぶときは、広さや「ペット対応」という表示だけで判断せず、移動中と停車中を分けて見ます。展示車には、実際に使うケースの外寸を持って行くと、設置場所や通路との関係を確かめやすくなります。
- 移動用ケースの置き場所:ペットに合う大きさのケースを置き、製品と車両の説明に沿って固定できるか。
- 空調と電源:走行中と停車中で使える設備、必要な電源、操作方法、停止したときの対応はどうなっているか。
- ペットが過ごす位置:冷暖房の風、直射日光、温度の偏りを確認できるか。
- 床と清掃:滑りやすさ、毛や汚れの掃除、寝床やトイレ用品の置き場所はどうか。
- 出入りと収納:ドアを開ける前に飛び出しを防げるか。配線、薬、洗剤、食べ物を届かない所にしまえるか。
就寝用ベッドや車内の広い床が、そのまま走行中のペットの居場所になるとは限りません。固定場所や方法が分からない場合は、販売店と移動用品のメーカーに確認してください。設備があることと、ペットが安全に過ごせることは別に確かめる必要があります。
情報の確認日と注意点
この改訂では、2026年10月5日に環境省の車内放置への注意喚起とペットの災害対策資料、JAFの暑さに関する案内、JAF Mateの愛犬とのドライブに関する記事、岩手県獣医師会の車移動に関する公開資料を確認しました。主な出典欄に登録済みの確認日と、今回の本文の更新日は別の情報です。
災害対策資料は、ケースに慣れること、迷子対策、健康記録や用品の準備を考える参考として使っています。避難時の備蓄量や避難所のルールを、通常の旅行にそのまま当てはめるものではありません。施設の受け入れ条件、設備の使用条件、診療時間は、利用前に各窓口へ確認してください。
この記事は旅行準備の一般的な案内です。獣医師による診察・判断に代わるものではなく、すべての動物に共通する安全な温度や移動時間を保証するものでもありません。犬・猫以外の動物を連れて行く場合も、その動物を診療できる獣医師に相談しましょう。
出典・写真と記事情報
ペットとキャンピングカー旅行|安全な温度管理と準備
ペットとの旅は、いつもの暮らしを旅先でも続けられる準備から。走行中の居場所、暑さ対策、休憩、滞在先、持ち物を犬・猫それぞれの過ごし方に合わせて整理し、無理のない計画を立てましょう。
ペットと停車中のキャンピングカーのそばで過ごす家族を表現した編集イメージ 権利者:Camper Choice。2026年10月5日、本サイト専用に制作したAI生成の編集イメージ。実在の車両・人物・施設の写真ではありません。
本文内の写真も、本サイト専用に制作した編集イメージです。実在の車両・飼い主・施設の写真ではなく、固定方法などは製品の取扱説明書に従ってください。
